アカシアの木とは?特徴や初心者にも分かるアカシアの情報を詳しく解説!

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熱帯地域に多く分布しているアカシアの木。日本では別名「ミモザ」とも呼ばれています。

開花の時期が訪れると、綺麗な黄金の黄色の花を咲かせるとしても人気の樹木。実は身近に使われているものでもあります。

この記事では、初心者の方でも分かりやすいアカシアについてご紹介します。

目次

アカシアの基本情報

原産地温帯地域・オーストラリア
科・属マメ科・アカシア属
開花時期3月〜6月
花の色黄色・オレンジ・白・ピンク
主な種フサアカシア・ギンヨウアカシア・サンガクアカシア・メラノキシロンアカシア

アカシアの木と言えば、アフリカなどに一本だけ生えているイメージを持つ方もいるでしょう。熱帯地域に多く生えていることから暑さには十分に強い樹木だということが分かります。アカシアはマメ科・アカシア属です。

開花時期は春先の3月〜6月の梅雨時期まで。花の色は淡黄や濃黄など、綺麗な黄色が特徴です。目の保養ができるほどの美しさで、日本では観賞用としても人気を集めています。

アカシアには、ニセアカシアと呼ばれる品種もあり、少しややこしくなっています。名前だけ聞くと見分けがつかないように思いますが、決定的な違いがあります。それは咲かせる花の色で、本当のアカシアは黄色の花を咲かせます

ニセアカシアは白の花を咲かせることが多いめ、二つの違いを見極めるポイントとして、花の色を覚えておくと良いでしょう。

私たちの生活の中にも隠れ潜んでいるアカシア。皆さんも気がつかないうちに日常の中に溶け込んでいます。そんな人気のアカシアの特徴や花言葉にはどのような意味があるのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

アカシアの特徴

日本ではハチミツにも使われることの多いアカシアの木。樹高は1mのものから高いものだと20mを超えるものまで幅広いのも特徴の一つです。基本は黄金のような綺麗な黄色の花を咲かせるのですが、稀に白い花を咲かせることもあります

花も一つ一つが小ぶりなのも特徴で、すずらんのように可愛らしいお花です。開花すると満開に花をつけるので、見応えもあります。葉の部分はミモザ型の形をしており、一つの茎を中心に左右非対称に生えてくる性質も持っています。

中には香りの良いアカシアもあり、芳香剤として楽しむこともできます。庭に植えてあれば、自然の芳香剤としても活用できるでしょう。

アカシアは観葉植物としても人気

実は観葉植物としてもアカシアの木は人気があります。樹木を見て楽しむ木というのはなかなかないものです。

黄色い花を咲かせたアカシアは、太陽の光が当たることで黄金のような輝いたような花を見せてくれます。

まるで心が洗われるような気持ちにもなれるでしょう。アカシアは他の木と比べても成長が早いため、家庭の庭に植える方も増えています。

大きく育つ木なので、ある程度のスペースが必要にはなりますが、育て方は難しくないので試してみてはいかがでしょうか。

それなりに大きく育つので、庭のシンボルツリーとして植える方も多いです。日本で見られるアカシアの木の品種にも限りがあります。元々は暖かい地域に自生する樹木のため、日本でも暖かい地域での方が育てやすいと言えるでしょう。

アカシアの花言葉

綺麗な花を咲かせるアカシアの花言葉には、様々な意味が込められています。秘密の恋、優雅、友情、エレガント、気まぐれな恋など、恋愛にまつわるものからその人の性格や見た目の印象を表すような意味合いまで。

アカシアの木によっては、オレンジ系の花を咲かせるものもあり、花の色によっても少しだけ花言葉が異なると考えられており、例えばオレンジ色の花ならエレガント、黄色い花なら秘密の恋という風になります。

オレンジ色の花は、大人びいたような印象も受けることから、エレガントという意味が込められているのかもしれません。黄色い花の秘密の恋は、誰かに知られたくない時に意中の相手に贈る花としてもぴったりです。

アカシアは秘密の恋のシンボルとしても使われることが多く、男性が女性に贈ることもあるようです。秘密の恋をするなら、二人だけの秘密としてロマンを感じることもできます。

アカシアとミモザの違いについて

ミモザとは別名フサアカシアとも呼ばれています。日本ではアカシアの木ともミモザとも言われているのですが、この二つに違いはあるのでしょうか。ここでは双方の違いについて見ていきましょう。

ミモザの特徴

原産国オーストラリア
科・属マメ科・アカシア属
和名ギンヨウアカシア
花の色黄色

ミモザとは、アカシアの木の中の一つの種類の俗称。黄色くて小さい花を沢山咲かせるのが特徴で、ボンボンが風に揺られてなびく姿はとても可愛らしいです。

日本でよく見られるミモザは、ギンヨウアカシアと呼ばれる種類で、観賞用としても人気の庭木です。漢字に表してみると「銀葉」となり、その名の通り銀葉がとても美しいのも特徴の一つ。

アカシアの木にも様々な種類があり、どれも同じように黄色い花を咲かせるので混乱してしまう方もいるでしょう。園芸店などで見かけるミモザも実はアカシアの木なのです。

アカシアは由緒ある花としても認められており、イタリアでは3月8日に「女性の日」としてミモザの花を女性に贈る習慣もあるようです。恋愛にまつわる花言葉もあるので、男性から女性に贈る花としても納得できます。

ミモザの名前の由来

ミモザの名前の由来には諸説あるのですが、本来オジギソウ属を指す植物でした。しかしフサアカシアと似ていることから間違われることも多く、いつの間にかフサアカシアをミモザと呼ぶようになったと言われています。

他にもミモザを表す言葉の語源はギリシャと言われる説もあり、言葉が変化してミモザになったとも言われています。

アカシアの種類

アカシアの木は1,000を超える種類が存在します。その中でも人気のベニバナハリエンジュ、フリーシア、カスケルージュの3つご紹介します。

種類①ベニバナハリエンジュ

分布アメリカ合衆国・メキシコ
科・属マメ科・ハリエンジュ属
樹高4mから20m
花の色

ニセアカシアの仲間の一つでもあるベニバナハリエンジュ。ピンクの紅色の花を咲かせるのが特徴です。この種類は、とても数が少なく貴重な種類とされているようで、見かけた時はラッキーです。

希少な種類の花なので、探しても簡単には見つからないそうです。日本では、5月11日と6月8日の誕生花として用いられることもあります。黄色い花を咲かせるアカシアの中でも、淡い桃色のかわいい花を咲かせる種類もあるようです。

花は垂れ下がっているように咲くのも特徴です。枝に置くの棘がついているので、鑑賞するときは棘が刺さらないように注意しましょう。

種類②フリーシア

原産地北アメリカ
科・属マメ科・ハリエンジュ属
樹高15m
花の色

フリーシアもニセアカシアの種類の一つです。葉色は黄色に近い色から鮮やかな緑色がとても綺麗です。真っ白で美しい花を咲かせるのも特徴。ハチミツの蜜源としても有名な花でもあります。

家庭で育てるとなるといくつか問題も発生するため、初心者の方には不向きです。育成スピードも早いため、管理の難しい品種の一つです。ニセアカシアの主な品種がフリーシアとも言われており、その他の品種が出回っているのは珍しいことです。

種類③カスケルージュ

原産地北アメリカ
科・属マメ科・ハリエンジュ属
樹高20〜25m
花の色濃いピンク

ニセアカシアの園芸品種の一つでもあるカスケルージュ。ピンク色で大きな花びらが特徴です。春の季節に花を咲かせるにはぴったりな品種で、庭木のシンボルツリーとしても人気があります。

カスケルージュは、園芸用に作られた品種とも言われており、原産地などの詳しい情報がありません。公園などにも咲いていることがあるので、時間があるときはニセアカシアが咲いていないか見て回ると良いでしょう。思わぬところに咲いていることもあります。

アカシアの花の活用例

アカシアの花の活用方法は様々です。ここでは、天ぷらやハチミツなど、身近で活用できる方法や例をご紹介します。

活用例①アカシアの花の天ぷら

アカシアの花を身近で活用する方法としては、天ぷらにして食べることができます。花を食べるイメージでは、スイーツなどに花びらが含まれていることがあります。今回はアカシアの花を天ぷらしにして食べる方法のご紹介です。

ニセアカシアは河原などにもよく生息しているので、今度散歩に出かけた時には探してみるといいでしょう。白い花は見た目も綺麗で食べても問題ありませんし、食しても大丈夫そうです。

外から取ってきたものなので、天ぷらにする前にまずは一度水洗いをしてください。ニセアカシアの花はとてもいい香りがするので、香りの残したい方はさっと水洗いをするだけでもOK。

水気はキッチンペーパーなどでしっかりと取り、薄力粉をまぶしてから衣をつけ、油で揚げます。油の温度は好みで設定してもいいでしょう。お好みで塩をかけて食べても美味しいです。

見た目は花の形が残っているので、SNS映えなどにも使えるでしょう。香りもほんのり残っているため、女子会などのおつまみにも最適です。

アカシアの花の天ぷらを動画で見てみよう!

アカシアの揚げ方についてさらに詳しく知りたい方は動画をチェックしてください。どのくらい揚げたらいいのか分からない方は、動画を参考にしてみてください。衣に少し焦げがつくくらいまであげるとカリッと揚がって美味しいです。

活用例②大人気のアカシアのハチミツ

スーパーなどでよく見かけるアカシアのハチミツは、ニセアカシアが原料となっています。商品の中には、パッケージにニセアカシアのイラストが書かれているものもあり、分かりやすく伝わってきます。

よくあるハチミツは、封を切ってから時間が経つと固まってしまうことが多いのですが、寒地地方に生息するアカシアのハチミツなら、どんなに寒くても固まることなく美味しく食べることができます。特に冬場すぐに固まってしまうので、困っている方も多いでしょう。

季節に適したハチミツを選ぶのであれば、冬はアカシアのハチミツが断然お勧めです。ハチミツは美味しいだけでなく、健康にも美容にも嬉しい効果がたくさん詰まっているので、アカシアのハチミツを見つけた時はぜひ食べてみてください。

アカシアの木を活用した身近なもの

他にもアカシアの木を活用した身近なものもいくつかあるので見ていきましょう。

身近なもの①アカシアの木から作るまな板

アカシアの木から作られたまな板は、ヒノキのような高級感が出るので料理をする楽しみ湧いてきます。実は日本でも密かに人気を集めており、SNS映えするまな板としても話題奮闘中です。

見た目が良いだけでなくアカシアのまな板は、耐久性にも優れているため、傷みにくく長期に渡って使える実用性も兼ねています。何度も刃を当てるまな板だからこそ、耐久力は問われるものです。

新築祝いや結婚祝いにも喜ばれること間違いないでしょう。あまりにも耐久性が優れているので、フローリングなどにも用いられることが多いです。しかも高級な木材と比べるとアカシアは比較的安く手に入るのも嬉しいポイントです。

丈夫で安くて高級感のあるアカシアのまな板を探している方は、アカシア素材の商品を探してみてください。一度使うと他のまな板では使えなくなるくらいハマってしまうでしょう。

身近なもの②アカシアの木のおしゃれなプレート

耐久性に優れたアカシアは、木製のプレートにも使われています。木目もおしゃれでカフェランチの気分が味わえます。見た目もおしゃれなので、木製のプレートを探している方にもお勧めです。

食べ物の残りも付着しにくく、洗い物も楽にこなせるでしょう。深みのある色が特徴で、どの料理を乗せても美味しそうな盛りつけとなります。食事は目で見て食べることもできるので、アカシアの木製プレートで普段の食卓を彩ってみるのもありです。

アカシアのおしゃれな木製のプレートは、野菜の盛りつけと相性良いので、朝ごはんにはトーストと野菜を、お昼や晩御飯にも少しの野菜を添えて美味しそうに見せると良いでしょう。

身近なもの③美しく実用性のあるフローリング

温かみのあるアカシアの木材は、フローリングにも使われていることが多いです。腐蝕されにくい材質でもあるため、フローリングとしても最適な木材と言えるでしょう。年数が経つに連れ、色も変化するのも特徴。

カットする面によっては色が違うので、バラツキがさらに良い味を出してくれます。アカシアの木材を使ったフローリングは、ゲームでも人気を集めており、お子さんでも知っている方もいるかもしれません。

アカシアの木は観賞用としても日常品としても大活躍

アカシアの木は、少しややこしい品種ではありますが、綺麗な黄色の花を咲かせてくれるので、観賞用とし楽しむことが可能です。自宅で育てることもできます。身近に感じられるアカシアの木を知り、生活の中に取り入れてみてはいかがですか。

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