ゴールドクレストの剪定方法とは?初心者にも簡単にできる剪定方法をご紹介!

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ゴールドクレストの剪定は意外と難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、ゴールドクレストの剪定はポイントや注意点を知ることで初心者でも簡単に剪定することができます。ゴールドクレストの剪定が必要な理由や剪定のメリットについても紹介していきます。

目次

ゴールドクレストとは

ゴールドクレストは剪定が必要な植物ですが、どのように剪定すれば良いのか分からないといった人もいるのではないでしょうか。そこで、初心者でも簡単に剪定できる方法を紹介していきます。

その前に、そもそもゴールドクレストとはどのような植物なのかというと、ゴールドクレストはモントレーサイプレスの園芸品種で日本でも多く育てられているコニファーです。

葉の色は鮮やかな黄緑色をしており、すっとした形がとても美しい植物です。葉からはシトラスのような匂いもします。

そして、ゴールドクレストは本来高木ですので高さが20メートルにもなる植物ですが、現在は寄せ植えや観葉植物として使われることが多くなっています。

ゴールドクレストとコニファーの関係は?

次に、ゴールドクレストとコニファーの関係についてですが、コニファーとは園芸ではヨーロッパから輸入された種類の木のことを指します。

しかし、一般的には日本でもなじみのある針葉樹、杉やヒノキ、松、もみの木などもコニファーに当たります。そして、ゴールドクレストは園芸種で一番ポピュラーな品種となっています。

ゴールドクレストの剪定について

庭などの植えてあるゴールドクレストを剪定しているという風景をよく見かけますが、ゴールドクレストを剪定する目的やメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか。

また、ゴールドクレストを剪定するのに適した時期とは、いつなのでしょうか。それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。

ゴールドクレストの剪定①目的

ゴールドクレストを剪定する目的は、ゴールドクレストの木の高さや重さを維持させるためです。ゴールドクレストは成長すると、高さが20メートルを越えることも少なくありません。

また、ゴールドクレストは寒さに強い植物なのですが、湿気があると葉が枯れてしまい日本の夏はゴールドクレストにとって厳しい環境になります。

ですので、ゴールドクレストがこのような大きさまで育つことは日本では難しいのですが、万一20メートルを越える高さまで成長すると風の強い日本では倒れてしまう危険があるため剪定が必要になります。

ゴールドクレストの剪定②メリット

ゴールドクレストは剪定をして高さなどを維持する他にも、剪定をすることで枯れにくくなるというメリットがあります。

ゴールドクレストは剪定をすることで、湿気の多い日本の夏の時期でも葉が蒸れにくくなり、枯れてしまうことを防ぐ効果があるんです。

また、幹が1本以上に増えようとしているときは、他の枝の成長を妨げてしまうため剪定が必要です。

このように、ゴールドクレストは剪定することでまんべんなく栄養を届けることができたり、ゴールドクレストにとって厳しい環境の日本の夏を元気に育てることができるなどのメリットがあります。

ゴールドクレストの剪定③適した時期

ゴールドクレストの剪定には適した時期があり、3月から6月と9月から10月の年に1回か2回行うのが最適です。ゴールドクレストは湿気にとても弱い植物ですので、梅雨の時期が来る6月までに剪定をすることで湿気で枯れてしまうことを予防できます。

梅雨の前に剪定を行わなければ生い茂っていても、内側から枯れてしまうので注意が必要です。この時期に剪定をしっかりと行い、9月から10月の剪定は形を整える程度に済ませます。

暑い時期に剪定してしまうと葉が枯れてしまう原因になるため、真夏などの厚い時期は剪定は控えましょう。

ゴールドクレストの剪定方法【摘心】

ここからは、ゴールドクレストの剪定方法の摘心を紹介していきます。ゴールドクレストの剪定で摘心を行うことは、ゴールドクレストの高さを調節することに繋がります。

また、ゴールドクレストの全体の葉先を摘むことで、綺麗な形や葉を維持することができます。このように、ゴールドクレストの剪定でも重要になり、高さ調節や形を整えることのできる摘芯の方法について見ていきましょう。

摘心の方法

摘心は葉が変色しないように、手でゴールドクレストの形を整える方法です。この摘心はゴールドクレストによくある変色を防ぐことのできる方法で、理想的な剪定方法です。摘心はゴールドクレストがよく育つ3月に葉先の1cmほどを摘み取ります。

こうすることで新しい目が脇から出るため、ボリュームが出て形が良くなります。また、ゴールドクレストの高さを出したくない場合は、ゴールドクレストの頂点を摘み取ります。

頂点の歯を摘み取るときに勢いのある枝が何本かある場合は、その中の1本を残し他の枝は根元から切り落とします。このようにゴールドクレストの摘心は手で形を整えていく剪定方法です。

ゴールドクレストの剪定方法【切り戻し】

切り戻しという剪定方法は、いらない枝を整理するために行う剪定方法です。ゴールドクレストの枝がよく茂って混み合っている場合は、風通しがよくなるよう剪定する必要があります。

また、ゴールドクレストの内側の幹の近くの葉は枯れている場合がある場合が多く、風通しが悪くなってしまう原因になります。

ですので、ゴールドクレストの内側にある枯れ葉は落とすようにし、枝から新芽が出ていないものを根元から切り落としたりする切り戻しが必要になります。

切り戻しの方法

切り戻しの方法は風通しをよくするように、内側にある枯れてしまっている葉や枝を切り落としていきます。

切り落とした枯れた葉や枝がゴールドクレストの内側に残ってしまっていると、風通しが悪くなってしまうため全て取り除くようにします。

このように、内側にある枯れてしまっている葉や枝を切り落とし、風通しをよくすることでゴールドクレストが枯れてしまうことを防ぐことができます。

ゴールドクレストの剪定方法【刈り込み】

ゴールドクレストの剪定方法、最後の紹介は刈り込みです。刈り込みはゴールドクレストの全体的な形を整えたり、新しい葉を出すために行う剪定方法です。ゴールドクレストは金気が苦手な植物ですので、本来であれば手で形を整える摘心で剪定するのが理想的です。

しかし、摘心で剪定をしようと思うととても時間がかかってしまうため、樹木を剪定する時に使う刈り込みバサミで剪定する刈り込みという方法の方が圧倒的に効率がいいです。

刈り込みで剪定を行う場合は早い時期に行うことで、はさみを使っても新芽が出て葉が変色している期間も短くなります。

刈り込みの方法

刈り込みは、内側の枝や葉が密集しているところから行います。内側から枝や葉を取り除くことによって、ゴールドクレストの内側の風通しがよくなります。

次に、全体の高さやボリュームを整えながら形を作っていきます。この時のポイントは円錐の形をイメージし、伸びている葉先を取り除くことです。また、年に一度は頂点の剪定を行い、ゴールドクレストの高さがでないようにしましょう。

ゴールドクレストの剪定にはこんな楽しみ方も!

ゴールドクレストの剪定には風通しを良くし、枯れてしまうことを防ぐ以外にも剪定することの楽しさがあります。この動画では、ゴールドクレストの剪定の楽しみ方を紹介しています。

ゴールドクレストの剪定時の注意点

ここまで、ゴールドクレストの剪定方法について紹介してきましたが、ゴールドクレストを剪定する場合はどのよな点に注意すればいいのでしょうか。ここからは、ゴールドクレストの剪定方法の注意点について紹介していきます。

注意点①切り口の変色

ゴールドクレストは金属に弱い性質をもった植物ですので、はさみを使って剪定してしまうと切り口が赤く変色してしまいます。

ですので、はさみで切った切り口が変色してしまうことを防ぐためにも、葉を手でちぎって剪定することが望ましいです。

他の針葉樹と同じようにはさみを使って手入れをしないように注意し、内側に枯れている葉や枝がある場合は剪定をしっかりと行う必要があります。

注意点②不要枝の種類と選び方

ゴールドクレストの剪定は切り口の変色以外にも、不要枝の種類や不要な枝の選び方に注意する必要があります。

ゴールドクレストの剪定では、忌み枝という枯れた枝や徒長枝、立枝、逆さ枝、重なり枝、懐枝、車枝、絡み枝、かんぬき枝、垂れ枝、胴吹き、ひこばえなどを選びます。

このような忌み枝の選び方は枝や葉が密集している部分や枯れた枝を目安に剪定し、こういった枝の枝の選び方をすることで風通しがよくなったり新しい芽を作ることができます。

ゴールドクレストの剪定は楽しみながら!

ゴールドクレストは他の樹木と違ってはさみで剪定すると、切り口が変色してしまうため注意が必要です。

また、このように金属で変色してしまうことを防ぐために手で不要な枝や葉を取り除くことが理想的とされていますが、最適な時期に行えばはさみでの剪定も問題なく行うことができます。

ゴールドクレストの剪定には、形を整える以外にもさまざま目的やメリットがあるため年に1回か2回は必ず行い、好きな形をイメージしながら楽しみながら行うのがおすすめです。

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