ツルニチニチソウには素敵な花言葉が含まれており、いくつか種類があります。
増えすぎに注意しながらの育て方や増やし方、特徴について解説していきます。これからツルニチニチソウを育てたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
ツルニチニチソウの基本情報
ツルニチニチソウと呼ばれる植物をご存知でしょうか。チョウチクトウ科のツルニチニチソウ属に分類される植物で、主に北アフリカや南ヨーロッパで見ることができます。背丈は10㎝から40㎝となっているため、低めの植物を探している人におすすめです。
ただし、ツルは1mほど伸びることもあるので注意してください。その他、ツルニチニチソウの育て方は比較的簡単ですので、ガーデニング初心者でも育てることができます。
ツルニチニチソウの特徴
植物にはそれぞれ違った特徴があるのですが、ツルニチニチソウにおいては花だけでなく葉にも特徴があります。そのため、これから育てたいと考えている人は、どのような特徴があるのか知っておいてください。
特徴を知っておくことで、育てる楽しみを得ることができます。その他、元気な時の姿を知っておければ、元気が無くなってしまった時や病気にかかってしまった時にすぐ気づくことができます。
葉の特徴
ツルニチニチソウの葉は艶があり、斑が入る品種も存在しています。世間で一般的に取り扱われているのは斑が入っているものですので、よく見かけるかもしれません。しかし、斑の入っている品種は花が付きにくいことが多いです。
もしも、花付きの良い品種を探しているのであれば、斑が入っていない種類を選ぶようにしてください。また、葉の繁殖力はとても高いため、剪定などの手入れが必須になります。
花の特徴
ツルニチニチソウの花は中央部分に星型のようなくぼみがあり、中心から外に向かってグラデーションカラーのようになっています。とても美しい花を咲かせ、初心者でも比較的簡単に育てられることから人気が高いです。
また、ニチニチソウと呼ばれる植物に似ている理由から、名前もツルニチニチソウと名付けられました。ツルニチニチソウの方がツルが長いため、名前にツルが入っています。
ツルニチニチソウの花言葉
花には必ず花言葉と呼ばれるものがあります。ツルニチニチソウには「生涯の友情」や「楽しい思い出」といった花言葉が含まれています。花束と言えば恋人や恩師にプレゼントするイメージがあるかもしれません。
しかし、ツルニチニチソウに関しては友達に対するプレゼントとしておすすめです。もしも、今後友達を祝う機会があったり、感謝を伝えたいと考えているのであれば、ぜひ花束にしてみてください。
ツルニチニチソウの種類
ツルニチニチソウは主に2種類あると言われていますので、これから育てたいと考えている人はこれから解説する項目を参考にしてみてください。
種類を把握して置けば、育てたい時にどれを購入すれば良いのかも自ずと分かってくるでしょう。育て方が異なる場合もありますので、ガーデニングを行ったことがある人もそうでない人も必見です。
種類①ツルニチニチソウ
ツルニチニチソウは初めにもご紹介したように、ツルが特徴的な植物です。ツルが長い植物ですので、剪定などの手入れが定期的に必要となってしまいます。しかし、初心者でも育てられることから、環境に適応しやすい植物と言えます。
ガーデニングは土や肥料、水やりなどの栽培方法が大きく関係してしまいますので、増えすぎてしまうとも言われているツルニチニチソウがおすすめです。
種類②ヒメツルニチニチソウ
ヒメツルニチニチソウと呼ばれる種類は、小さい花を咲かせる植物です。そのため、控えめな植物を探している人には、ヒメツルニチニチソウがおすすめです。また、暑さや寒さにも強い傾向がありますので、初心者に最適です。
育てやすいだけでなく、小さい花を咲かせることでガーデニングを楽しめます。花を楽しむというよりも寄せ植えなグリーンを楽しむ植物ですので、ガーデニングに雰囲気に合わせて購入してみてください。
ツルニチニチソウの育て方【栽培環境】
既にツルニチニチソウを育てたいと考えている人は、どのような育て方をするのか知る必要があります。しかし、植え付けを行う前に、まずはどのような栽培環境で育てるのが最適なのかについて解説していきます。
栽培環境は植物を育てるために必要な要素でもあります。栽培環境が整っていなければ、最悪の場合枯れてしまったり、病気や害虫が発生してしまう可能性は否定できません。必ず栽培環境を整えてください。
育て方①置き場所
ツルニチニチソウは日当たりの良い場所を好みますので、日当たりの良い場所に植えるようにしてください。ただし、あまり花を咲かせたくない場合は、少し日陰になっている場所に植えるのがおすすめです。
少し日陰になっている場所で育てることによって、葉の表情を楽しむことができます。また、育ちすぎる特徴などもありますので、育ちすぎを抑えたいと考えている人は日当たりを気にしてみてください。
育て方②土
ツルニチニチソウは湿気が留まってしまう環境を嫌いますので、土を作成する際は水はけの良い土を作るようにしましょう。水はけの良い土は赤玉土と腐葉土で作成することができます。しかし、土を一から作りたくないと考えている人もいるかもしれません。
そんな時は、草花用の土として販売されている土を使用してください。その際は、腐葉土だけ別に購入し、植え付けの数週間前に混ぜ込んでくと水はけの良い環境を作ることができます。
育て方③温度
ツルニチニチソウは温度にも注意するようにしてください。育てる際の温度は、暑さに注意してください。特に、ヒメツルニチニチソウは暑さに弱い傾向にありますので、真夏はできるだけ直射日光を避けるような場所に置くことが大切です。
また、斑の入っている品種は寒さに弱い傾向があります。室内に移動させることによって、雪の重みによる枝の折れを防ぐこともできます。
ツルニチニチソウの育て方【栽培管理】
ツルニチニチソウを育てるための環境を整えることができれば、次は栽培管理について学んでみてください。栽培管理は育てる植物によって若干異なりますので、ガーデニングを行ったことがある人も参考にしてみてください。
特に、増えすぎてしまうことが多いと言われている植物は、栽培管理を徹底するようにするのがおすすめです。そうすることで、増えすぎを多少抑えることができるかもしれません。
育て方④水やり
地植えを行う際は、植え付けの際にだけ水やりを行うようにしてください。しっかりと根が張ってからは雨の水だけで育ってくれますので、必要以上に水やりを行わないようにすることが重要です。
また、植木鉢で育てる場合は土の表面の乾燥具合を確認してみてください。表面が乾いていたら、たっぷりと水やりを行います。そうすることで、湿度を留まらせずに水を与えることができます。
冬は水やり頻度を少なく
寒さに弱い傾向がある品種を育てる場合は、冬の水やりの頻度を控えるようにしてください。水やりを行いすぎてしまうと寒さが倍増し、枯れてしまう可能性があります。枯れなくても、葉が痛んでしまいますので注意しましょう。
どうしても冬の寒さが気になってしまう人は、植木鉢を室内に移動させてください。部屋の中であれば通常と同じように水やりを行っても大丈夫です。
育て方⑤肥料
植物は元気がなくなってしまった時、肥料を与えると良いと考えている人もいるかもしれません。しかし、むやみやたらに肥料を与えてしまうと、育ちすぎてしまったり、肥料焼けと呼ばれる症状を引き起こしてしまうことにも繋がります。
ツルニチニチソウの場合は、植え付けの際にゆっくりと効果を発揮する肥料を与えるようにしてください。その後は追加で肥料を与える必要はありませんが、植木鉢で育てる場合は春に与えるのもおすすめです。
育て方⑥病害虫
ガーデニングの際に天敵となってしまうのが、病気と害虫です。どれだけ丁寧に育てていても病気や害虫に侵食されてしまうと、最悪の場合枯れてしまうこともあります。また、適切な対処を行わないと繁殖が大きく広がってしまうこともあるでしょう。
しかし、ツルニチニチソウの場合はそんな病気や害虫に怯える必要はありません。ただし、アブラムシやカイガラムシなどはどんな植物にも発生し、かなりの繁殖力があるので見つけた際はすぐに駆除するようにしてください。
育て方⑦剪定
育ちすぎてしまうツルニチニチソウは、剪定を行う必要があります。剪定とはハサミを使って枝を切り落とす行為を意味しているのですが、形を整えることができます。特に、形が崩れやすい植物は頻繁に行うようにしてください。
また、ツルが大きく伸びてしまう種類の植物ですので、ツルの部分を中心的に剪定を行うのがおすすめです。
ツルニチニチソウの育て方【植え付け・植え替え】
ツルニチニチソウの育て方に関する知識をしっかりと付けることができたら、次は実際に苗を購入して植え付けを行ってみてください。植え付けは他の育て方の工程よりも比較的簡単ですので、おすすめなタイミングで行いましょう。
また、植え付けだけでなく植え替えもガーデニングに必要な工程となります。特に、これから育てたいと考えている人は、植え替えに関しての工程も確認してみてください。
育て方⑧植え付け
栽培環境をしっかり整えて植え付けを行おうと考えた時は、3月から5月や9月から10月に行うようにしてください。初めに腐葉土を混ぜ込んで水はけを良くして置き、少し大きめな穴を掘って肥料を与えます。
植木鉢に育てる場合はも同じ方法で土を作成してください。植え付けは上から土を被せる時、押さえつけないようにすることが重要です。
育て方⑨植え替え
植木鉢で育てる時、植物の根が絡まってしまう可能性があります。そんな時は、一回り大きい植木鉢を用意して植え替えるようにしてください。植え替えは植え付けの時と同じで春や秋頃に行うのがおすすめです。
庭植えの場合は植え替えを行う必要はありません。しかし、場合によっては株分けを行う必要がありますので、その際に植え替えも一緒に行ってみてください。
植え替え方法を動画で確認しておこう
初めてガーデニングを行う人は、どのように植え替えを行えば良いのか分からないかもしれません。文字で解説していても、いまいち理解できないかもしれません。そんな時は、植え替えを行っている動画を見ながら実際に行うようにしてみてください。
youtubeから植え替え方法を撮影している動画を添付しておりますので、初めて植え替えを行う人は必見です。ガーデニングを行ったことがある人も、今一度自分の植え替え方法が間違っていないか確認してみてください。
ツルニチニチソウの育て方【増やし方】
すでにツルニチニチソウを育てている人は、もっと増やして育てたいと考えているのではないでしょうか。しかし、一から苗を全て購入するとなると、かなりの出費になってしまいます。そんな時は、育てているツルニチニチソウを利用してみてください。
ツルニチニチソウで出来る増やし方は2種類ありますので、自分に合った増やし方を選ぶことができます。
増やし方①株分け
株分けと呼ばれる方法は、一度植えているツルニチニチソウを掘り起こす必要があります。掘り起こして2つに分けてから、別々の植木鉢に植えてください。そうすることで、土に根を張ってきます。
根についてしまっている土を落とさないようにすることで、上手く株分けを行うことができます。初めのうちにしっかりと水やりを行うと早めに根を張ることが可能です。
増やし方②挿し木
簡単に増やしたいと考えている人には、挿し木と呼ばれる方法がおすすめです。挿し木を行う際はハサミが必須となります。ハサミを使って10㎝から15㎝ほど枝を切り落としてください。切り落とした枝は斜めにカットし、不要な葉を落とします。
その後は1時間ほど水あげを行い、その後は用意した植木鉢に枝を挿してください。根が出てくるまでは水やりをしっかりと行い、その後は普段の育て方で成長させることができます。
ツルニチニチソウは増えすぎに注意!
初心者におすすめな植物としても知られているツルニチニチソウですが、増えすぎてしまうというデメリットがあります。特に、日当たりが良すぎたり、肥料を与えすぎてしまうと増えすぎる可能性が高まるので注意してください。
既に増えすぎてしまっている場合は、正しい方法で剪定を行いましょう。すぐに成長するため、大胆に剪定を行っても問題ありません。形を整えたいと考えた時に切り落とすのがおすすめです。
ツルニチニチソウはプレゼントにおすすめな花言葉
増えすぎてしまうデメリットがあるツルニチニチソウですが、素敵な花言葉が含まれています。そのため、友達へのプレゼントとしておすすめな植物です。他の植物を組み合わせることで、華やかさをもっと高めることもできます。
もちろん、単体でも美しい花を咲かせてくれますので、切り花として使用することもできます。比較的簡単に育てることができる植物でもありますので、初めてガーデニングを行いたいと考えている人はぜひ選んでみてください。