パキラは風水でもとても人気のある植物です。
パキラの生長点とは?剪定で増やす方法とコツを詳しく紹介します!パキラを育てるのは初めて、パキラの剪定をしたいけど、どこを剪定したらいいのかわからないという方におすすめの記事になります。
パキラとは?
科名:アオイ科
属名:パキラ属
和名:パキラ
英名:Pachira
学名:Pachira
原産地:中南米
パキラの特徴
パキラは常緑性の観葉植物です。手を広げたような葉の広がり方で、乾燥や害虫にも強いため、初心者の方や初めて観葉植物を育てる方でも比較的育てやすく、初心者の方におすすめの観葉植物です。
パキラは土で育てるだけでなく、ハイドロカルチャーを使った育て方もできるほど強く、寒暖差にも対応できる優れた観葉植物です。
また、学名であるPachiraはギアナ地方から伝わった呼び方で、またの名を幸運の木とも呼びます。何故幸運の木なのかというと、パキラを売ったらお金になった人がいるからと言われています。
パキラは実は花木
パキラは育てやすいためとても人気のある花木です。手のひら状に広がったツヤのある葉、太い株、そして葉の色も綺麗なのでどこに置いても、その場の雰囲気を明るくしてくれます。
さらにパキラは、置き場所によっては風水の意味合いが違ってくる観葉植物です。育てやすく風水的にもとても良いのでたくさんの人々から人気があります。
パキラの剪定前の基礎知識
パキラの剪定のタイミングを知ろう
パキラは生命力が高く生長期にはたくさんの新芽を増やします。その前に剪定を行いましょう。剪定をすることによって新芽に日当たりがよくなり、風通しもよくなります。剪定の時期は基本的には5~6月ですが、春や冬を避けていれば他の月でも構いません。
特に初夏に向けてパキラはぐんぐん成長し、新芽もいっぱい出します。それを考えると5~6月以外にも生長期でない春と冬を避け、剪定を行った方が日当たりがよくなりおすすめです。
パキラの生長点とは?
パキラに限らず、植物には生長点があります。パキラだけでなくほかの植物も、細胞分裂を行うことで成長していきます。その細胞分裂がたくさん行われるところが生長点です。パキラに限らず、植物の生長点は通常上の方にあります。
パキラの場合は上の写真にある通り、たくさんの生長点があり、そこから新芽が出てきます。因みに上の写真の場合は、すでに剪定したところがこのようになっています。
パキラの剪定方法
剪定方法①準備するもの
パキラを剪定するときに準備するべきものは、3つあります。剪定バサミ、園芸用手袋、そして癒合剤の3つです。剪定ばさみは、きれいで清潔なものを準備しましょう。
その理由は、切り口から菌が入り、パキラを枯らしてしまう可能性があるからです。また使用した後は清潔に保つようにしましょう。癒合剤とは、切り口をばい菌から守ってくれる優れものです。剪定を行った後に塗っておくと菌が入らず、安心できます。
剪定方法②時期に注意
パキラはとても強くて生長も旺盛な観葉植物です。パキラは7月ごろから生長期に入り、新芽をたくさん出し、ぐんぐん生長します。パキラが生長期に入る前に、剪定を行いましょう。目安は5~6月です。剪定を行った後、生長期に入るので形が整いおすすめです。
逆に剪定をするのを、おすすめできないのは冬です。強いパキラとは言え、冬があまり得意ではありません。したがって、冬には剪定をしないようにしましょう。
剪定方法③剪定する場所
剪定をするには生長点を意識して行いましょう。新しい新芽は生長点から出てくるため、剪定を行うには新芽を傷つけないようにして剪定をしましょう。
また剪定をしすぎてしまうと、新芽だけでなく、新枝も出てこなくなってしまうため、注意が必要です。もし、枝や新芽が出すぎて不格好になってしまったら、思い切って剪定をしてみましょう。
剪定方法④剪定手順
枝や葉が脇から出て不格好な時や冬以外でも、新芽が出てきすぎて風通しが悪くなりそう、日当たりが悪くなりそうだと思ったときに剪定をするようにしましょう。剪定の場所は成長点を意識して行うとより新芽が出てくるのでおすすめです。また風通しや日当たりもよくなるので剪定は思い切ってするようにしましょう。
剪定したパキラの挿し木での増やし方
パキラには挿し木という増やし方があります。挿し木とは観葉植物を増やす増やし方の一つです。もっと詳しく言うと、観葉植物などの植物から一部を切り、それを土に植える方法を挿し木といいます。
土に植えたら根っこが出てくるので、増やすことができる仕組みになっています。初心者の方でも安心して挿し木ができるように、紹介していきます。
挿し木を行うときの注意点がいくつかあります。パキラは7月ごろに生長期を迎え、冬はあまり得意ではありません。挿し木をする際は、生長期である7月までには終わらせておきましょう。
パキラの挿し木だけでなく、他の植物の場合でもそうですが、基本的には土だけでなく、スコップや鉢植えなど、すべて清潔なものを選ぶようにします。もし、清潔でないものを使用した場合、うまく生長しない場合があります。
またハサミは切れ味のいいものを選びましょう。そうすることで、切り口が潰れたり、切り口からばい菌が入って腐るなどの可能性がないからです。
また挿し木を植える土にもこだわりましょう。挿し木を植える土はバーミキュライトや鹿沼土などの栄養分の少ないものがおすすめです。
また挿し木専用の土も今では販売されており、初心者の方でも安心して挿し木ができるようになっています。土は菌などが入っている場合もあるため必ず使用済みではなく、新しいものを選ぶようにしましょう。
剪定したパキラの手入れ
パキラの剪定後は少し寂しい感じになっています。早く新芽が出てほしい、早くきれいに育ってほしい、そう考える人も多いかと思います。
もしそうなら、7月前には剪定を済ませておきましょう。さらに生長を早めたい方は肥料をあげたり、日当たりの良い場所に置くのがおすすめです。
ただし、肥料のあげすぎや、日当たりの良すぎる場所は逆効果になってしまうのでやめるようにしましょう。パキラは薄いカーテン越しに日を浴びせると、葉焼けすることなくきれいなパキラを楽しめます。
パキラの新芽を早く出すコツ
剪定後は肥料を与えると効果が出ます。おすすめの肥料は、すぐに効果が出るものではなく、ゆっくりと時間をかけて効果が出るものが好ましいです。それを土の上に置いたら、月1回即効性の肥料を与えましょう。そうすることで新芽が出やすくなります。
逆に与えすぎてしまった場合、せっかく育てたパキラが枯れる原因となるので、肥料のあげすぎには注意が必要です。そして、カーテン越しに日光をたくさん浴びせましょう。
【豆知識】パキラの風水効果
パキラは風水的にもとても良い観葉植物です。風水効果には金運アップはもちろんのこと、仕事運アップがあります。また置き場所によっても変わってきます。まずは金運アップ方法ですが、金運は元気な葉っぱに運が集まります。
したがって、葉っぱはほこりなどが、かぶらないように拭くなどしておきます。また茶色くなった葉などは切り落としておきましょう。そして勉強運アップ方法は東や北東、南西と相性がよくおすすめです。
置き場所によってもパキラの効果は変わってきます。まずは玄関です。玄関はいい気も悪い気も入ってくる場所です。
パキラを玄関に置いたら、悪い気をはらってくれます。したがって良い気だけが入ってくる形になります。次はリビングです。リビングはモノがたくさんあるため気が溜まりやすいです。
パキラを置けば、その気は流れるようになり、住んでいる人が元気になります。インテリアとして机の上に置けば集中力アップにつながるので勉強机などにおすすめです。
パキラは気持ちを落ち着かせてくれます。したがって寝室にもピッタリの観葉植物です。パキラは日があたるところに置いておくといいです。金運アップしたい場合は先程紹介したほこりとり以外にもベランダに置くことをおすすめします。
ベランダは玄関の次に気が入ってくる場所で、パキラを置けば悪い気をはらってくれます。最後はキッチンです。キッチンは火と水の効果があり、乱れがちです。そんなキッチンにパキラを置けば、リラックス効果で場が乱れることはありません。
パキラを上手に剪定して増やそう!
パキラは初心者の方にとって、とてもおすすめの観葉植物です。何かを育ててみたい、簡単に育てられるものはないかなと思っている方にピッタリの観葉植物で、剪定もほかの植物に比べてしやすいのが特徴です。
また、風水的にもとても良く、置き場所によっても意味合いが変わってきます。パキラはリラックス効果もあるためいろんな人におすすめの観葉植物です。是非育ててみてください。