グランドカバーにおすすめなサギナ(アイリッシュモス)をご存知でしょうか。
サギナの特徴や育て方、水やりの頻度や肥料など管理の必要性などについて掘り下げていきます。また、サギナの使い方や株分けもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
サギナ(アイリッシュモス)の基本情報
サギナ(アイリッシュモス)をご存知でしょうか。アイリッシュモスという名前はガーデニングを行っている人であれば、誰しも耳にしたことがあるはずです。サギナ(アイリッシュモス)は花のように華やかさがあるわけではありません。
しかし、周囲の花を引き立てたり、グランドカバーとして使用することができます。そのため、これからガーデニングを始めようと考えている人も、すでにガーデニングを行っている人もサギナ(アイリッシュモス)を育ててみてはどうでしょうか。
サギナの特徴
サギナの特徴として挙げられるのが、ふんわりとした手触りです。サギナの上部分を撫でてみると、そのふんわり感を実感することができるでしょう。最近ではガーデニングを行っている人だけでなく、インテリアにこだわっている人からも人気が高いです。
サギナをベースにして盆栽を作ることで、立派なインテリアに変身させることができるでしょう。
サギナの花言葉
別名アイリッシュモスと呼ばれるサギナは、「小さな爪痕」という花言葉があります。この花言葉はサギナの先端部分が爪のような形をしていることからつけられました。
サギナは他の花と組み合わせることで控えめな存在ながら、印象に爪痕を残す存在となってくれることでしょう。
サギナの育て方【栽培管理】
小さな爪痕という花言葉のあるサギナですが、実際に栽培しようとした時はどうすれば良いのでしょうか。下記では、サギナの育て方や管理の仕方について詳しく掘り下げていきます。サギナは広範囲に広げることが重要なので、育て方を間違えないようにしてください。
また、サギナは比較的丈夫な植物でもあります。そのため、サギナを育てる際はいろいろな活用方法を試してみましょう。
育て方①日当たり
サギナを育てる際は、直射日光に当たらない場所に植えるようにしてください。サギナは直射日光に弱く、特に真夏の太陽の光はサギナの成長を妨げてしまうことになりますので、長時間日が当たらない場所を選びましょう。
だからといって、完全な日陰にサギナを植えてもしっかりと育ちません。ただし、日中の温度が40度を超えてしまう場合は日陰を作ってあげるようにしてください。その際は遮光ネットの利用がおすすめです。
育て方②用土
サギナの栽培の際は用土に注意してください。サギナは水はけが悪い土を使用してしまうと、根元が腐ってしまい、最終的にはサギナが枯れることにつながってしまいます。そうならないためにも、サギナを育てる際は水はけの良い土を購入してください。
土の表面は赤玉土などで覆うことによって、害虫が沸いてしまう事態を避けることもできます。完全に育つまでは害虫からの妨害を防ぐようにしてください。
育て方③植え付け
サギナの植え付けを行う際は、種を失ってしまわないように注意してください。サギナは小さな葉がたくさん生えているため、それに従って種も小さくなっています。種では難しいと感じてしまうのであれば、苗を購入するようにしましょう。
サギナは5月から秋ごろまでの植え付けがおすすめで、新芽が出てくるまではできるだけ水やりを行うようにしてください。
サギナの育て方【日々の管理】
サギナがある程度育ってきたら、今度は日々の管理を行うようにしてください。ガーデニングは毎日の管理がとても重要で、長時間管理を怠ってしまうと枯れる原因となってしまいます。
下記ではサギナの管理方法について詳しく掘り下げていきますので、これからサギナを育てたいと考えている人は参考にしてみてください。
育て方④水やり
サギナは気温が高い時はできるだけ土が乾かないようにしてください。逆に、気温が10度を下回った時はそれほど頻繁に水やりを行う必要はなく、3日くらいであれば放置していても問題ありません。
また、サギナは水やりの頻度を下げることによって、寒さに強くさせることができます。日々の管理を簡単にしたいと考えている場合は、水やりの頻度を考えてみてください。
育て方⑤肥料
肥料に関しては、あまり与える必要はありません。しかし、広い範囲にサギナを繁殖させたい場合は、肥料を与えることで成長を促すことができます。肥料を与える時は少し薄めてから使用し、頻度は10日ほど感覚をあけるようにしましょう。
ただし、冬に肥料を使用してしまうと肥料焼けを起こしてしまうかもしれませんので、肥料を使いたい場合は冬以外の季節に使用してください。
育て方⑥病害虫
サギナには様々な害虫がついてします。放置しているとサギナが枯れてしまう可能性がありますので、土や肥料に工夫をして害虫がつかないようにしましょう。
また、サギナはダンゴムシやバッタなども敵になってしまうため、見つけた際は捕まえて別の場所に移動させるなどの対処を行ってください。早期に対処を行うことでサギナが枯れてしまったり、食べられてしまうこともありません。
サギナの育て方【鉢替え・剪定・株分け】
広い範囲に使用することの多いサギナは、鉢替えや剪定、株分けなどを行うことも多いでしょう。そのため、下記では鉢替えや剪定、株分けを行う際の方法について詳しく掘り下げていきます。すでにサギナを育てている人は、ぜひ参考にしてみてください。
育て方⑦植え替え・鉢替え
サギナの植え替えを行う際は、1年ごとに鉢替えを行うようにしましょう。サギナはかなり広く成長してしまうため、小さい鉢を使用していると根詰まりを起こしてしまう場合もあります。そのため、先を見越して大き目の鉢を使用しておくのもおすすめです。
植え替えにおすすめな時期は春と秋で、土も水はけの良いものを使用するようにしましょう。鉢いっぱいにサギナが育ってしまう前に植え替えを行うことで、簡単に繁殖させることができます。
育て方⑧剪定
剪定に関してなのですが、サギナは手で簡単に抜きことができますので定期的に行いましょう。サギナを育てていると、予想していなかった場所にまで育ってしまうことがあります。
そんな時は、剪定を行うことで自分の求めている範囲にだけサギナを広げることができます。また、根が残っていると再度育ってしまう可能性がありますので、根から取り除くようにしてください。
育て方⑨株分け
サギナは広範囲で育てたいと考えている人が多いため、株分けを覚えておきましょう。株分けとは大きく育ったサギナを分割することで、サギナを増やすことができます。ある程度サギナを増やすことができたら、庭に植えることも可能です。
他の植物では挿し木などを行う必要があるのですが、サギナは株分けだけなので簡単に増やすことができるでしょう。また、初めにサギナを増やしておくことによって、短期間で広範囲に広げることができます。
サギナの使い方
上記では、サギナの育て方についてご紹介しました。ふんわりとした質感のサギナはいろいろな使い方を行うことができます。そのため、下記ではそんなサギナの効果的な使い方について、詳しく掘り下げていきましょう。
サギナを普段の生活に取り入れることは、おしゃれさをアップすることにもつながるのでおすすめです。インテリアにこだわっている人も、ぜひサギナを取り入れてみてください。
使い方①グランドカバーとして最適
サギナの使い方としてよく知られているのが、グランドカバーとしての使い方です。グランドカバーは地面に植物を植えることを意味しており、サギナは踏みしめに強いのでグランドカバーに最適です。庭にグランドカバーとしてサギナを使用しておけば、子供がこけてしまっても怪我を防ぐことができます。
また、庭の印象がより華やかになりますので、ガーデニングを普段から行っているのであればグランドカバーとして使用してみてはどうでしょうか。
使い方②インテリアグリーンにも!
ふんわりとしたサギナは、小さく切り取ることでインテリアとして使用することができます。インテリアとして使用する際は、室内に害虫が出てしまう可能性が出てくるでしょう。
そのため、室内でサギナを使用する際は極力虫がつかないように、対策をしっかりと行っておいてください。
サギナは色鮮やかなグリーンで癒しの植物!
別名アイリッシュモスと呼ばれるサギナは、鮮やかなグリーンカラーをしています。そのため、淡いカラーや華やかなカラーの花との相性が抜群です。その他にも、苔としての使用方法もあります。
小さいガラスの瓶に育てたサギナを入れることで、おしゃれなインテリアに大変身するでしょう。様々な使い方をすることができますので、自分なりの使い道を探してみてください。きっと、サギナが癒しの存在となってくれるはずです。