朝顔(アサガオ)を育てるコツは?初心者にも分かる育て方を詳しく解説!

アサガオの育て方をご存知でしょうか。アサガオには様々な種類があり、手入れや土作りが重要です。

そんなアサガオの育て方や増やし方、準備する物や剪定が必要なのかについて詳しく掘り下げていきましょう。害虫対策もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

朝顔の基本情報

朝顔(アサガオ)は、小学生の頃に勉強の一環として学校で育てることも多いため、誰しも知っている植物なのではないでしょうか。アサガオは梅雨の時期に育つ植物の一つで、色鮮やかな花を咲かせます。

また、ツルが長い特徴があるため、柵などにツルが絡まることも多々あります。アサガオはヒルガオ科と呼ばれる種類で、サツマイモ属でもあります。アサガオの花の色は複数存在しており、色々なアサガオを組み合わせることでおしゃれさをアップさせることができます。

主に20度から25度が適切な温度と言われています。

朝顔の歴史

アサガオは昔から存在している植物で、日本で最も発達した古典園芸植物です。江戸時代には既にアサガオが存在しており、ブームとなったこともあります。アサガオは観賞用として栽培されていたため、アサガオブームがきっかけとなって観葉植物が多くなりました。

昔から日本に存在しているアサガオですが、原産地は日本ではありません。正しい原産地については情報がなく、熱帯アジアや熱帯アメリカとの仮説が立てられています。

また、アサガオが日本に来るきっかけとなったのは、奈良時代に遣隋使が種を薬として使うために持ち帰ったことです。

朝顔の種類

アサガオには様々な色が存在していることに加えて、色々な種類も存在しています。アサガオは種類によって育ち方が異なったり、見た目が違うこともあります。そのため、これからアサガオを育てたいと考えているのであれば、種類についての知識を付けておいてください。

下記では、そんなアサガオの種類を三つ掘り下げていきましょう。アサガオは主に午後まで花が咲く植物ですので、日の光に映えるようなアサガオを選ぶのがおすすめです。

種類①セイヨウ朝顔

セイヨウ朝顔はツルがかなり伸びる品種と言われており、支柱などにツルを絡ませたいのであればセイヨウ朝顔を選びましょう。また、セイヨウ朝顔はツルがしっかりと伸びるだけでなく、午後まで花が綺麗に咲いてくれるアサガオでもあります。

花が長い時間の間咲いていますので、アサガオを長時間楽しみたいと考えている人にもセイヨウ朝顔がおすすめです。

種類②宿根朝顔

宿根朝顔は初心者でも育てやすいアサガオの一つで、11月まで花を咲かせます。ただし、初めの年は花が咲かないことも多いため、根気よく宿根朝顔を育てる必要があるでしょう。宿根朝顔を植えてから次の年になると、花が咲きますので安心してください。

また、宿根朝顔はツルが良く伸びる品種でもあるため、グリーンカーテンとして使用されることも少なくありません。宿根朝顔は綺麗な青色が特徴的なことから、オーシャンブルーやラッキーブルーと呼ばれることもあります。

色々な呼ばれ方をされますので、間違えて購入しないように注意してください。

種類③曜白朝顔

曜白朝顔と呼ばれるアサガオは、花に白いラインが入っている特徴があります。他のアサガオよりも上品さを感じさせてくれるため、他のアサガオと組み合わせて植えるのがおすすめです。色については様々な色がありますので、好きな色を選ぶようにしましょう。

また、曜白朝顔は交配によって作られたアサガオの一つで、最近では様々なシリーズが販売されています。あるシリーズにおいては、少し大きめな曜白朝顔を楽しむことができるようになりました。

朝顔の育て方のポイント

アサガオ育て方には様々なポイントが存在しています。育て方は準備に必要な物から苗の選び方、どのような環境で育てれば良いのかなども知る必要があります。そのため、下記ではアサガオを育てる際の方法やそのポイントについて、詳しく掘り下げていきましょう。

ポイントを一つ一つ守ることができれば、初めてガーデニングを始めるという人でも手軽に育てることができます。アサガオを栽培するのであれば、焦らずにきちんとした手入れを徹底してみてください。

朝顔を育てるために必要なもの

アサガオを育てる時に準備する物としてはアサガオの苗や種、支柱などが必須になります。アサガオは特にツルが伸びて成長する植物ですので、支柱がないとツル同士が絡まってしまうので注意してください。支柱がなければネットでも可能です。

ネットを使用すれば、グリーンカーテンを作成することができます。また、アサガオを植えるための土やプランターも用意しましょう。プランターは横幅がある物が理想で、少し大きいサイズのプランターを用意して置くのがおすすめです。

育て方①苗の選び方

植物の苗を選ぶ時は、どのようなアサガオを購入したいのかによって苗を選んでください。上記でご紹介した以外にもアサガオの種類はとても多いので、自分好みの苗を探してみましょう。主にセイヨウ朝顔や曜白朝顔、変化朝顔などがおすすめです。

変化朝顔は鉢植えに向いているため、プランターを利用してアサガオを育てたい場合に選んでみてください。また、ネットを使用してグリーンカーテンを作りたいのであれば、ツルが良く伸びるセイヨウ朝顔などがおすすめです。

また、元気な苗を選びたい場合はツルがしっかりとしているアサガオを選んでください。

育て方②環境

アサガオは環境作りも育て方のポイントの一つです。主に日当たりの良い場所を好み、湿気のない風通しの良い場所を偉みましょう。ただし、直射日光が当たってしまう場所だとアサガオの葉が萎れてしまう原因となりますので、ネットなどを利用してください。

その他、アサガオは短日植物なので夜は光に当てないことが大切です。特に、アサガオの近くに街灯などがあると影響を受けてしまう可能性があるため、夜は光を避けるように注意してください。

育て方③土作り

苗から育てる場合も種から育てる場合も、アサガオの育て方の中で土作りがとても大切になります。土は栄養を与えてくれるものなので、アサガオに適した土を使用しなければ元気に育ってくれません。アサガオを栽培するのであれば、水はけの良い土を使用しましょう。

腐葉土と堆肥を2割、赤玉土を6割ほど混ぜ合わせてください。もちろん、市販で販売されているガーデニング用の土でも代用することもできるのですが、何が混ぜ合わさっているのかを確認してから購入するようにしましょう。

育て方④水やり

水やりのタイミングは育て方の中でもポイントとなる部分で、アサガオを植えている土が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。水やりを定期的に行うことで、しっかりとしたアサガオの花を咲かせることができるでしょう。

また、夏場などは日照りが原因で土がすぐに乾いてしまう場合があります。そんな時は、一日に何度も水やりを行ってください。基本的には朝方に水やりを済ませるのですが、日照りが続く日は夕方ごろにもう一度水やりをしましょう。

育て方⑤肥料

アサガオの育て方のポイントとして、肥料の与え方や選ぶ肥料の種類が挙げられます。肥料にはゆっくりと効かせることができるものと、即効性のものがあります。

アサガオの苗を植える際はゆっくりと効く肥料を使用しますが、植えてから1ヶ月ほど経ったら即効性のある肥料を使用してください。その後は定期的に肥料を与えることによって、元気にアサガオを育てることができるでしょう。

ただし、だからといって肥料を与え過ぎてしまうと肥料焼けを起こしてしまうので育て方には注意が必要です。

朝顔を育てる際の手入れ

上記では、アサガオの育て方のポイントについてご紹介しました。しかし、アサガオの育て方で重要なのは日々の手入れも含まれています。そのため、下記ではアサガオを育てる際の手入れ方法について、詳しく掘り下げていきましょう。

アサガオはツルが大きく伸びることから、他の植物よりも育て方が異なります。支柱が必要になったり、植え替えや剪定が必要となりますので、アサガオを初めて育てようと考えているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。

手入れ①支柱を立てる

アサガオは上に上にと伸びていく植物ですので、必ず支柱を立てておくようにしてください。初めから支柱を立てておくのも良いのですが、種から育てる場合は芽が出てから支柱を立てる場所を確認するのがおすすめです。

支柱は何本立てるのかは自由ですが、複数立てておくことで広い範囲にアサガオを広げることができます。また、アサガオの複数育てる場合も、それぞれに支柱を立てるようにしてください。

手入れ②植え替え

夏の植物であるアサガオは、葉が4枚ほどになった時を目安に植え替えを行ってください。ただし、直に種を植えていたり、苗を植えている場合は植え替えを行う必要はありません。植え替えを行う場合は、初めに支柱を立てておくようにしましょう。

また、グリーンカーテンを設置するのであれば、初めからネットも設置してください。植え替えを行うと水分が足りなくなってしまうこともありますので、アサガオの植え替えを行った後は水やりをいつもよりも重点的に行うようにしましょう。

手入れ③剪定

アサガオを育てる際は剪定を行う必要があります。アサガオはツルが大きく伸びてしまうので、伸びすぎてしまったツルを剪定しましょう。また、剪定は傷んでしまって元気がない葉やツルなどを取り除くことで、元気に育たせることができます。

アサガオは育ちすぎると葉が多くなることもありますので、どのような育て方をしたいのかによって葉の量も調節してみてください。アサガオは花を咲かせる植物でもありますので、花が咲き終わった後は花を摘み取りましょう。

手入れ④増やし方

アサガオは意図的に増やすことができます。特に、グリーンカーテンとしてアサガオを利用したい場合は、増やすことによってより厚みのあるグリーンカーテンを作ることができます。そのため、下記ではアサガオの増やし方について詳しく掘り下げていきましょう。

アサガオを増やす場合は、二つの方法によって行うことができます。どちらの増やし方が良いのかは、自分との相性によって選ぶようにしてください。接ぎ木と呼ばれる方法もありますが、技術が必要となるためそれについては省略しています。

種で増やす

アサガオの種を使って増やしたい場合は、アサガオから種を収穫します。花を摘み取った後に出てくる袋部分が茶色くなると、種を収穫することができます。しっかりと乾燥させておくことによって、カビを防ぐことが可能です。

種を植えるまでは乾燥剤を入れた容器に入れておくことで、しっかりと乾燥させることができるのでおすすめです。また、収穫した種を補完する際は直射日光を避けて、暗い場所に保管しておくようにしましょう。

挿し木で増やす

アサガオを増やす際におすすめな方法としては、挿し木と呼ばれる方法が挙げられます。挿し木は元気に育っている部分を切り取り、斜めに切っておきます。そして、1時間くらい水に浸しておく水あげを行ってから、土に切り取ったアサガオを挿しましょう。

また、挿し木は育て方と同じで水をたっぷりとあげるようにしてください。土を乾燥させないようにすることで、新しく根や葉が出てきますので、根が出てきた後はアサガオの苗を育てる時と同じ育て方を行います。

手入れ⑤病気や害虫対策

植物には害虫や病気の対策が必要です。アサガオも例外ではなく、モザイク病や斑紋病の病気にかかってしまうことがあります。特に、モザイク病は一度かかってしまうと全て処分するしかありませんので、病気にかからないように毎日チェックしておきましょう。

また、アサガオにはハダニと呼ばれる害虫が発生しますので、定期的に葉に対して水を吹きかけるようにしてください。また、アブラムシなどはすぐに大量発生してしまうため、見つけた時はすぐに駆除するようにしましょう。

朝顔のおすすめの寄せ植え方法

ツルが上に伸びていくアサガオですが、寄せ植えを行うことができます。寄せ植えは他の植物と組み合わせることによって、もっとおしゃれにすることを意味しています。アサガオを寄せ植えをするのに向いているのは、日光を好む植物です。

特に簡単なのが、種類のことなるアサガオを寄せ植えする方法です。同じアサガオですので、統一感を与えることができるでしょう。また、寄せ植えは庭の雰囲気を一気に変えることができますので、十分ガーデニングに慣れたのであれば挑戦してみてください。

朝顔の育て方を学んで元気に育てよう!

アサガオは夏に花を咲かせる植物で、色鮮やかな花が特徴的です。日頃の管理が必要となってしまう植物なのですが、花を咲かせた時には感動を覚えることができるはずです。そのため、今までガーデニングを行ったことがない人も挑戦してみてください。

また、アサガオはグリーンカーテンとして使用することもできます。グリーンカーテンは家の中に差し込む日光を軽減してくれますので、夏の暑さが苦手な人はグリーンカーテンとしてアサガオを使用してみてください。

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この記事を書いた人

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